アメリカはシカゴの名門レーベル『Thrill Jockey』より、スペインはバルセロナ在住のフランス人マルチ・インストゥルメンタリスト/ヴォーカリスト“Colleen”ことCécile Schottが7作目となるニュー・アルバムをリリース!アナログ・エレクトロニクスで処理された、瞑想的で渦巻くオルガン、ステディなドラム・マシンのシンコペーション、独特の歌声で構成された、彼女の最ももろく、かつ確信に満ちたアルバム。
オルゴールを主体にしたアルバムやトレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバをメインにしたものから、エレクトロニクスを中心にしたものまで、彼女の音楽は、夢のように現代的なクオリティを驚くほど共有している。『The Tunnel and the Clearing』の制作の初期段階において、ショットはエルカ(Elka)の Drummer One、ローランドのスペース・エコー、モーグのシンセ、Grandmother といったアナログ電子楽器と、ヤマハのオルガン、厳選されたモーグのエフェクトの使用に限定した。この限られた楽器の選択は、ミュージシャンが最小限のツールで最大限の創造性を発揮することを求められたジャマイカやアフリカの音楽を長年にわたり聴いてきたことからインスピレーションを得たものだ。そして、驚くべきことに、『ザ・タネル・アンド・ザ・クリアリング』における深い感情の複雑さとテクスチャーの密度を、コリーンはほぼすべて生の演奏と加工によって獲得している。
トンネルを抜けると、最後にはクリアになるという音楽の旅。『The Tunnel and the Clearing』は明快な畏敬の念に満ちた作品である。
※国内盤のみ、ボーナス・トラック2曲追加収録。
01: The Crossing
02: Revelation
03: Implosion-Explosion
04: The Tunnel and the Clearing
05: Gazing at Taurus - Santa Eulalia
06: Gazing at Taurus - Night Sky Rumba
07: Hidden in the Current
08: Revelation (Instrumental) *
09: Hidden in the Current (Instrumental) *
*Bonus Track For Japan
(2021年5月19日発売)