『White PaddyMountain』レーベルを主宰し、自らも様々なレーベルから作品をリリースしている日本を代表するアンビエント/ドローン・アーティスト“Chihei Hatakeyama”（畠山地平）が、東京は水道橋の『Ftarri』レーベルからニュー・アルバムをリリース！

2011年、3.11 直後の絶望的な気分の中で、ふと一枚のレコードに手が伸びるや、衝動的にサンプリングし、そして一気呵成に演奏・録音した3曲を収録。全体を通して憂いに満ちているが、「影あるところには必ず光がある」との畠山の強い思いが込められた渾身の作。

『日々の記憶が霞んでいくように、演奏中、自己という意識がだんだんと薄れていき、音の中に自己がいるような錯覚に陥る時がある。このアルバムに収録されている曲もそのような状態になった時のものである。
「too much sadness」の録音は3.11の直後で、福島原発はまさに爆発していて絶望的な気持ち中、ふとあるレコードに手が伸びた。このような時は行動が早く、次の瞬間にはサンプリングをし、PCに取り込んで演奏を開始していた。
購入してから１０年以上が経過しているそのレコードには埃がたっぷりと溜まっていて、プチプチというノイズが頻繁に入るのだが、元々収録されているノイズとの混ざり具合が絶妙で、この埃の音こそが、時間というものの音響化した姿なのかもしれないと思った。アルバム全体を影が覆っているのだが、影があるところには必ず光があると思い演奏した。』 ─ ライナーノーツより

★500枚限定生産。



01: Too Much Sadness (19:47)
02: In My Mind (4:14)
03: When I Discovered Sounds (17:39)

（2014年11月30日発売）