UKはロンドンのKode9が主宰するレーベル『Hyperdub』より、アメリカはフィラデルフィアを拠点に、クラブから美術館でのエキシビジョンまでボーダーレスに活動するエクスペリメンタル・ヒップホップ/R&BデュオScraaatchのメンバーである“Mhysa”が2作目となるニュー・アルバムをリリース！

3年ぶりとなる本作はScraaatchの相方でもあるlawd knowsと共同制作された。粗めにカット・アップしたワン・コードのピアノ・リフと醒めたヴァースのリフレインが強烈なインパクトを残す先行シングル「Sanaa Lathan」、キンキンに冷やしてスクリューしたトラップR&Bで儚くダンスする「before the world ends」、冒頭のソロ・コーラスがリフレインしながら加速して、ハードコアなディストピアが立ち上がるサイバー・ドローン「sad slutty baby wants more for the world」、誰の耳にも届かないオンライン上の独白をインターステラー化した「ropeburn」、宇宙の果てで鳴らされたような平熱で虚ろなミッド〜スロウが心地よい「bbygurl」や「brand nu」など全18曲を収録。

Kelela、ABRA、Princess Nokiaを追随しながらまるで2019年を代表するSolange『When I Get Home』を解体して、胸を締め付けるリアリズムをあぶり出す世界観にオンライン世代のブラック・エクスペリエンスを反映したリリシズムが炸裂した傑作がここに誕生した。



A1: Opening Skit
A2: Float
A3: before the world ends
A4: na na drift
A5: when the saints (Interlude)
A6: sad slutty baby wants more for the world
A7: ropeburn
A8: w_me Interlude
A9: w_me
B1: no freedom
B2: breaker of chains
B3: Sanaa Lathan
B4: honey, sweetie, baby
B5: bbygurl
B6: brand nu
B7: BELIEVE Interlude
B8: no weapon formed against you shall prosper
B9: when the saints (reprise)

（2020年2月14日発売）