フリー（ク）・フォーク/ネオ・アシッド・フォーク・シーンの注目株、男女6人から成るフィラデルフィアのグループ“Espers”（エスパーズ）の2ndアルバム！

2002年にメグ・ベアード、ブルック・シーティンソンズ、グレッグ・ウィークスの3人によって結成され（現在はヘレナ・エスプヴァル、オットー・ハウザー、クリス・スミスの3人を加えた6人編成）、04年の1stアルバムと昨年のEP（共にロカスト・ミュージックより）で一気に大きな注目を集める存在となったエスパーズが、ジョアンナ・ニューサムやシックス・オルガンズ・オブ・アドミッタンス等も在籍する『Drag City』と契約、同レーベルからは初のリリースとなる2ndアルバムを完成させた。

ペンタングルも彷彿させる男女混声による美しいハーモニー、アコースティック・ギターを基盤に、ダルシマーやリコーダー、そして様々な民族楽器などを織り交ぜ、時にファズ・ギターが唸る幻想的なサウンドは、今は一体いつの時代かというムードに溢れている。それでいて、あくまでもその感触は新鮮さに満ち溢れているのだ。筆舌に尽くし難い、奇妙にねじれた美しさ、幽玄さ......。本作で、彼らが同シーンでも抜きん出た存在として注目されることは間違いないだろう。







01: Dead Queen
02: Widow's Weed
03: Cruel Storm
04: Children Of Stone
05: Mansfield And Cyclops
06: Dead King
07: Moon Occults The Sun

（2006年5月3日発売）