優しくメロウな歌声と、フォーキー〜チルアウト〜アーバン・ソウルが溶け合ったアレンジ。静寂を宿した音響が心地よくも切ない郷愁を誘う、男性シンガー・ソングライターの逸品が国内盤CDでリリース。

カナダのトロント近郊の都市、ハミルトンで活動するシンガー・ソングライター/トラック・メイカー“Scott Orr”（スコット・オー）が2021年にリリースした名作が、多くの要望に応えて待望の国内盤CD化。

サイモン＆ガーファンクルを始めとするソフトなフォーク・シンガー直系の、時にファルセットを織り交ぜるささやくようなヴォーカル、ヴィンテージ〜90’sシンセによる浮遊感、控えめながら独特のくぐもった音像のリズム・ループなどを中心に、フルートやクラリネット、サックスなどの管楽器やヴァイオリン、そしてコンガなど生楽器を印象的に、効果的に配したアレンジはどこまでもクワイエットで、とろけるようにソフト・メロウ。余白や空間を感じさせる音響構築は、声や楽器の繊細なニュアンスを余すところなく伝えてくれます。

Quiet CornerやCafe Apres-midiのコンピレーションCDにこぞって収録されるなど、静かで甘美な音楽を愛するリスナーには既によく知られるスコット・オーは、キングス・オブ・コンビニエンスやライのファンにもぜひ届いてほしい名作です。



01: Softly
02: Disappear
03: Know U
04: Wanna Bud?
05: 2020
06: Banners
07: 73
08: Luna
09: UBRS
10: Baby Blue

（2023年9月29日発売）