音楽を聴かない人でも感じている──
いまおもしろいのはラップだと。

今年に入って、一般誌やサブカル誌もこぞって取り上げているラップ／ヒップホップの盛り上がり。そこでは何が起こっているのか？

ひときわ鮮烈に輝くオルタナティヴ、KOHHを表紙＆巻頭にフィーチャーし、NORIKIYO×PUNPEE、ISSUGI、仙人掌、Mr.PUG、ECD、UCD、OLIVE OIL、WDsounds、BUN、Moe and Ghosts、MARIA、KANDYTOWN、オカモトレイジ、tofubeats、磯部涼、二木信、「3.11以降の日本語RAP　30枚」、「USヒップホップを知るための30枚」ほか充実の誌面。

懐古趣味に彩られる音楽の中で、ヒップホップのほとんどはアクチュアルであり、現在と未来を見つめている。

どこよりも早く企画を立て、どこよりも遅く仕上がった、ele-king渾身のラップ／ヒップホップ特集。

■コンテンツ

特集:いまヒップホップに何が起きているのか?

●interview KOHH、ロング・インタヴュー 取材:山田文大
★「いまヒップホップに何が起きているのか?」文:磯部涼
・talking PUNPEE×NORIKIYO+ふたりが選ぶ日本語RAP名盤
・columns RHYMESTERについて今一度考えてもらいたい 文:宮崎敬太
・story 日本にラップは根付いたのか?――川崎・BAD HOPに始まる 文:磯部涼
・interview MONJU(仙人掌、ISSUGI、Mrパグ)、ロング・インタヴュー 取材・文:二木信
・columns いまなぜTwiGyなのか──『十六小節』刊行について 文:山田文大
・interview WD sounds(澤田政嗣 a.k.a Lil MERCY)──ハードコア×ヒップホップ
・interview Fumitake Tamura (Bun)──研磨されるビート/拓かれる聴覚
・interview あらべぇ──トラップから路上の弾き語りまで
・interview YungGucchiMane──未来の大器 取材:山田文大
・interview Olive Oil──南の楽園設計を夢見つづける
・story 酩酊は国境をも溶かす──「It G Ma」から見る日韓ラップ・シーン 文:磯部涼
・columns トラップとはなにか? 文:泉智
・talking オカモトレイジ×泉智「KANDYTWONを語る」
・interview Moe and ghosts──新「ラップ現象」 取材:デンシノオト
・talking 二木信×UCD「肯定する力とゆるさ──オレらが好きな日本語ラップ」
・interview tofubeats──フロウとサウンド重視、発明がなければ面白くない
・interview MARIA──KOHH、BAD HOPから高校生ラップまで語る
・talking ECD×水越真紀 つまり「生きてるぜ」ってこと──ECDと考える貧困問題
・3・11以降の日本語RAP 30枚 二木信+宮崎敬太+泉智
・columns Beat goes on&on──あれから30年 文:高木完
・いまUSヒップホップに何が起きているのか? 文:三田格
・USヒップホップを知るための30枚 選・文:三田格

★連載
・アナキズム・イン・ザ・UK外伝 第9回 わたしたちはもっと遡ったほうがいい ブレイディみかこ
・乱暴日記 第三回 KOHHとボリス・ヴィアン 〜あれもありこれもあり、あれがあるからこれがある〜 水越真紀
・音楽と政治 第8回 磯部涼
・ハテナ・フランセ 第5回 配達人に乾杯! 山田容子
・初音ミクの現在・過去・未来(後編) 佐々木渉
・ピーポー&メー 第9回 故ロリータ順子(後編) 戸川純

■全157ページ
■サイズ
縦:21cm×横:14,7cm×厚さ:1cm
■2016年7月15日発行