東京の『Spekk』レーベルより、アルゼンチン出身の電子音楽家“Federico Durand”がニュー・アルバムをリリース！

スペイン語で「冬のガーデン」と名付けられた本作は、大自然の中へと引っ越しをしたフェデリコの新しい（音楽の）環境を表しており、壮大な凍てつく大きな家の中にスタジオをこしらえ、変わりゆく景色を背景に創作に取り組んだ。そして、全ての楽曲にはその情景を現す、自然にまつわるタイトルが付けられている。

本作の特色は、その場の空気感を捉えるために、僅かなサウンド・パレット（カセットやオルゴール、シンセなど）を机の上に並べ、1回のテイクによって全て録音されており、後ほどの編集やミックスも行われていない。そうして大自然の中で放たれた雪の結晶のような小さな音の連なりは、ひんやりとした空気の中へと消えてゆき、本人が語るようにアルバム全体に山の中の古い家の魂が宿っている。

マスタリングはフェデリコとの共演経験も持つ畠山地平氏。



01: Lilium
02: Florilegio
03: Figuritas de jade
04: Mariposas nocturnas
05: Jardín de invierno
06: Copos de nieve
07: Canción de las gacelas
08: Azahar
09: Un gran bosque rodea el monoblock
10: Ver a través del follaje
11: Tarde de lluvia
12: Las sierras se disuelven entre las nubes

（2016年9月25日発売）