ブラジルはリオ・デ・ジャネイロ生まれの女性ヴォーカリスト“Flora Purim”（フローラ・プリム）が1979年にリリースしたジョージ・デュークのプロデュースにより、更にポップにアメリカナイズされた名作が再発！ジョージ・デューク初期プロデュース・ワークとしても重要な一枚！！

1968年に夫アイアート・モレイラとともにブラジルからアメリカに渡り、72年にチックコリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーに参加して世界的に注目を集めるようになったフローラは、73年8月に麻薬不法所持で逮捕され2年間の服役を余儀なくされたが、その後マイルストーンからワーナーへ移籍、本作はそのワーナーでの2作目にあたる。

この作品で注目すべきは、当時のジョージ・デューク一派が大挙して参加しており、ブラジル色とファンク色が見事に結実した彼女の作品の中で最もポップ色の強いアルバムとなった。カヴァーではジェフ・ベックの75年傑作『ブロウ・バイ・ブロウ』に収録されていた『Freeway Jam』なども取り上げ、ヴァラエティに富んだ内容になっています！

アイアートはもちろん、アル・ジャロウ、ロニー・フォスター、ラリー・ウィリアムスなどが参加しています。ブラジリアン・フュージョン〜ジャズ好きにお薦め！！









01: Sarara
02: From The Lonely Afternoon
03: Niura Is Coming Back
04: Once I Ran Away
05: Carry On
06: Love Lock
07: Corine
08: Island In The Sun Interlude
09: Beijo Partido (Broken Kiss)
10: Freeway Jam

（2006年4月5日発売）