アメリカはオハイオ在住のJan Jelinekが主宰する『Faitiche』から2008年にリリースされた、ベルリンの薬剤師、アーティスト、ミュージシャン、そして主婦だった“Ursula Bogner”の音源をまとめたアルバムが、1曲ボーナス・トラックを追加して再発！

Ursula Bogner(1946 – 1994) はケルン電子音楽スタジオの創設者Herbert Eimertのコースを受講し、新しいサウンドへと惹かれ、シンセサイザー・ミュージックの扉を開けた。その息子と出会ったJan Jelinekは彼女の趣味に感銘を受け、2008年に自身のレーベル立ち上げと共に隠されていたリールやカセットから音源を起こし、本作のコンピレーションをリリース。

クラウトをルーツとしたドイツ音響に受け継がれるシリアスかつコミカルなセンス、どこのシーンにも所属することなく、またどこに発表するわけでもなく、ただただ電子音に取り憑かれたピュアな好奇心と探究心はベットルームに小さなコスモスを生み出した、初期電子音楽のフェティッシュなアナログ・サウンドが堪能出来る極上の一枚です！

コズミックかつアブストラクトなサウンドです！



01: Begleitung für Tuba (1982)
02: Inversion (1978)
03: Proto (1980)
04: Metazoon (1979)
05: Momentaufnahme (1977)
06: 2 Ton (1984)
07: Speichen (1979)
08: Modes (1985)
09: Atmosphäre 1 (1977)
10: Punkte (1984)
11: Expansion (1979)
12: Für Ulrich (1980)
13: Pulsation (1969)
14: Testlauf (1975)
15: Soloresonanzen (1988)
16: RecordingsRewin

（2014年5月18日発売）