『Independent Music For Independent People』をテーマとする音楽雑誌『ele-king』の最新号が入荷！

■特集:エイフェックス・ツイン
この1年で、ますます顕著になった「エイフェックス・ツイン待望論」。
OPN だけでは満足できない。ダフト・パンクが見失ったものもそこにはある。90年代テクノのもっとも煌めいた瞬間も。今こそ、特集すべきは「エイフェックス・ツイン」でしょう!

さらに、ここ1年テクノ・ミュージック/ダンス・ミュージックにおける新しい潮流があります。その名も「コールド」。エレクトロニカ+ジャングル+テクノの三位一体。ブリアル、ポーティスヘッド、90年代のエイフェックス・ツインのドリルンベースが混ざったような音楽がUK を中心にものすごい勢いで拡大しているのです。

コールド・ステップ、コールド・ミニマル……そんなわけで、エイフェックス・ツイン論、OPN 対AFX、ベッドルームで世界は変わるか…？詳細なディスク・ガイドとシーンを一望できるガイドラインもあり。

久しぶりの紙エレキングは、デザインも一新して、エイフェックス・ツインとテクノの最新モードを大特集します! !
【掲載インタヴュー】
リチャード・D・ジェイムス/アクトレス/ミリー&アンドレア/アコード/インガ・コープランド

■特集:ナショナリズムとグローバリゼーション
今、日本はどこに向かっているのでしょう…という大きなテーマを音楽誌の立場から考えてみました。
朝出社して、上司のインド人に挨拶しながら、フィリピン人の友だちと昼食に行く……というライフスタイルに向かっているのか……ヘイトスピーチから集団的自衛権、安倍内閣の将来的な移民政策など、大きく揺れる日本で暮らしながら、まずは考え方のおさらいから。

対談:ブレイディみかこ×水越真紀「英国で起きてしまったこと/日本でこれから起こるであろうこと」
映画や音楽に学ぶ、ナショナリズムとグローバリゼーションの問題ほか

■特別寄稿:現地取材による、シカゴ・フットワーク/ジューク・レポート!
D.J. FultonoとD.J. Aprilのふたりによる、シカゴ現地のジューク・レポートです。日本人DJが、本場シカゴに行って大量の写真とともにシカゴのシーン、DJ、音楽を紹介します!

■コンテンツ

●セーラーかんな子　写真＝当山礼子

★第1特集　『エイフェックス・ツイン』
・RICHARD D. JAMES interview
・忘却と神話 文＝野田努
・Selected DISCOGRAPHEX　1991―2007
・Syro 2014 マンガ＝西島大介
・機材でぶっ飛ばせ　文＝佐々木渉
・AFX VS OPN　徹底比較！

●COLD ──　UKテクノの現在
・ANDY STOTT＆DEMDIKE STARE interview
・コールド──　進化し続ける英国のハードコア連続体 文＝飯島直樹
・DISC GUIDE INTO COLD PART 1
・AKKORD interview
・DISC GUIDE INTO COLD PART 2
・ACTRESS interview
・COPELAND interview
・“A”（初心）2014　写真＝塩田正幸
・LAWRENCE ENGLISH interview
・MORE AMBIENT DRONE ALBUMS

★第2特集　『政治　NO POLITCS THANK YOU！』
・今、日本が向かっているところ　対談＝ブレイディみか子×水越真紀
・グローバル化に反転攻勢をかける力　文＝五野井郁夫
・スラム街はコンフリクト・ジャングル　対談＝木津毅×三田格
・すべてはひとつのレイヴの下に　文＝マイク・スンダ
・Hyper!　ファッション　アニメイション　コミック　家電　ＴＶドラマ
・SK8TNGの原宿逍遥　Part 1

●D.J.Furutono & D.J.April のシカゴ体験記
●Regulars ブレイディみか子　水越真紀　山田蓉子　磯部涼
●編集課二係　ジョン刑事

■全160ページ
■サイズ
縦:21cm×横:14,7cm×厚さ:1,1cm
■2014年10月30日発行