70年代後半以降の音楽シーンに大きな影響を与えた「ダブ・サウンド」。その一般化の道を切り開いてきたプロデューサー/エンジニア、“Adrian Sherwood”(エイドリアン・シャーウッド)の初CD化/未発表曲を含む初期レア重要音源をコンパイルしたアーカイブ・アルバムがリリース!
リー・スクラッチ・ペリーやプリンス・ファーライ、デニス・ボヴェルらを師と仰ぎ、80年代から90年代にかけて確立したそのレフトフィールドなサウンドを通して、後の音楽史に多大な影響を及ぼした伝説的プロデューサー、エイドリアン・シャーウッド。最も最近では、ブリストル/ダブステップの頭目として、ベース・ミュージックを進化させてきたピンチとのコラボ・プロジェクト、シャーウッド&ピンチとしてもアルバムを発表するなど今も第一線で活躍しているが、今作『Sherwood At The Controls』では、卓越したライブ・サウンド・エンジニアとしてその手腕を振い、ザ・クラッシュ、P.I.L.、ザ・ポップ・グループらと密に交流し、またデペッシュ・モードやナイン・インチ・ネイルズ、プライマル・スクリーム、ブラーらとも仕事を共にするなど、シャーウッドの多岐にわたる意匠をまとめたシリーズとなる。
第一弾となる今作『Volume 1: 1979 - 1984』ではタイトル通り、80年代中期までに彼が手がけたマキシマム・ジョイ、マーク・スチュワート&ザ・マフィア、ザ・フォール、ザ・スリッツ、アフリカン・ヘッド・チャージらの楽曲を収録。レーベルを跨いだ形でのアーカイブ集としては、これが初めてとなる。
★国内盤のみボーナス・トラック1曲追加収録。
01: Medium Medium / Hungry, So Angry (1981)
02: Maximum Joy / Let It Take You There (1982)
03: Nadjma / Some Day My Caliph Will Come (1984)
04: Mark Stewart + The Maffia / Learning To Cope With Cowardice (flexi version)
05: The Fall / Middle Mass (1981)
06: Gardening By Moonlight / Strange Clues (1983)
07: Shriekback / Mistah Linn He Dead (1984)
08: Voice Of Authority ft. Congo Ashanti Roy / Running (Feeling Wild) (1984)
09: The Slits / Man Next Door (1979)
10: Annie Anxiety / Third Gear Kills (1984)
11: Prince Far I / Nuclear Weapon (1983)
12: Singers & Players / Reaching The Bad Man (1981)
13: African Head Charge / In A Trap (1982)
14: Vivien Goldman / Private Armies Dub (1981)
15: Deadly Headley / Liberty City Dub (1983) [Bonus Track for Japan]
(2015年3月25日発売)