美しきゴーストタウンよ永遠に…。UKはロンドンの人気レーベル『Hyperdub』より、孤高の天才“Burial”(ブリアル)が歩んだテン年代を網羅したコレクション・アルバムがリリース!
2006年のデビュー・アルバム「Burial」、翌年の2ndアルバム「Untrue」という2つの金字塔を打ち立て、未だにその正体や素性が不明ながらも、その圧倒的なまでにオリジナルなサウンドでUKガラージ〜ダブステップ、引いてはクラブ・ミュージックの範疇を超えてゼロ年代を代表するアーティストのひとりとして大きなインパクトを残したブリアル。沈黙を続けた天才は新たなディケイドに突入すると2011年にEP作品「Street Halo」で復活を果たし、3rdアルバム発表への期待が高まるもその後はEPやシングルのリリースを突発的に続け、「Untrue」以降の新たな表現を模索し続けた。
本作はテン年代にブリアルがHyperdubに残した足取りを網羅したコレクション・アルバムで、自ら築き上げたポスト・ダブステップの解体、トラックの尺や展開からの解放を求め、リスナーとともに未体験ゾーンへと歩を進めた初CD化音源6曲を含む全17曲150分を2枚組CDに収録。
性急な4/4ビートでディープなハウス・モードを提示した「Street Halo」や「Loner」から、自らの世界観をセルフ・コラージュした11分にも及ぶ「Kindred」、よりビートに縛られないエモーショナルなストーリーを展開する「Rival Dealer」、史上屈指の陽光アンビエンスが降り注ぐ「Truant」、テン年代のブリアルを代表する人気曲「Come Down To Us」、そして最新シングル「State Forest」に代表される近年の埋葬系アンビエント・トラックまで孤高の天才による神出鬼没のピース達は意図ある曲順に並べ替えられ、一つの大きな抒情詩としてここに完結する。
■Disc 1
01: State Forest
02: Beachfires
03: Subtemple
04: Young Death
05: Nightmarket
06: Hiders
07: Come Down To Us
08: Claustro
09: Rival Dealer
■Disc 2
01: Kindred
02: Loner
03: Ashtray Wasp
04: Rough Sleeper
05: Truant
06: Street Halo
07: Stolen Dog
08: NYC
(2019年12月6日発売)