UKはロンドンで結成された、ガイアナ、ジャマイカ、セントビンセント・グレナディーン出身の9人組ファンク・グループ“Cymande”（サイマンデ）が1972年にリリースしたデビュー・アルバムが再発！

クラブ・ミュージック草創期の1980年代後半から、ヒップホップ〜レア・グルーヴ〜ハウス〜ジャズといったジャンルの垣根を超えて多くの人びとに愛されている大定番アイテム！ 「Bra」と「The Message」は、有名、無名を問わず各分野のあらゆるDJがプレイする聖典！ちなみに、あのテイ・トウワもディー・ライト時代に「Bra」をかけていたとのこと！

スパイク・リー監督の映画『Crooklyn Vol.2』のサントラにも所収されている「Bra」は、トリッキーなブレイクビーツから四つ打ちへとシフトしていくドラム、アップリフティングなホーン・セクション、エネルギッシュなヴォーカルなどで構成されるヴァイタル・トラック。ディープ・ハウス界の大御所ダニー・クリヴィットがミスターK名義でリエディットしたガラージ・アンセムとしても知られている。そして、古典中の古典として挙げられるもうひとつの楽曲が「The Message」。腰にまとわりつくような16ビートに加え、地を這うエキセントリックなベースとキーボードのユニゾンが一体となってスモーキーな様相を表出するこのクラシックスは、レア・グルーヴ・リヴァイヴァルが過熱するいまだからこそ再々評価されるべきエッセンシャル・チューンと言えるだろう！ さらに、11分近くに及ぶドープで混沌とした「Dove」がフュージーズの「The Score」でサンプリング・ソースに用いられていることでも有名！

※Bandcampと曲順と曲数が違います。ご注意ください。


01: The Message
02: Brothers On The Slide
03: Dove
04: Bra
05: Fug
06: For Baby Woh
07: Rickshaw
08: Equitorial Forest
09: Listen
10: Getting It Back
11: Anthracite
12: Willy’s Headache
13: Genevieve
14: Pon De Dungle
15: Rastafarian Folk Song
16: One More
17: Zion I

（2005年6月1日発売）