UKはロンドンのキーボード奏者Henry Wu(ヘンリー・ウー)こと“Kamaal Williams”主宰のレーベル『Black Focus』より、主宰者本人がニュー・アルバムをリリース!
「俺たちがジャズを学んだのはストリートであって、教室ではない」とウーが公言している通り、ヒップホップ、グライム、UKガラージ、ハウスに70年代のファンク、ソウル、ジャズを重ね合わせることで、自身が“ウー・ファンク(WuFunk)”と表現する独自フュージョンを追求した本作は「Toulouse」と「Pigalle」がロニー・リストン・スミスやジョン・コルトレーンのような古典的な雰囲気を持っている一方、「Hold On」にはコンテンポラリーな感覚があり、「Street Dreams」の軽やかで美しいメロディーから「One More Time」の爆発的なブレイクビーツのドラムに繋がるさまは、エレクトロニック・ミュージックとファンクの力強い混成が躍動する。
また今作にはストリングにミゲル・アトウッド・ファーガソン、べースのリック・レオン・ジェイムス、サックスのクイン・メイソン、ロサンゼルスを拠点にするドラマー、グレッグ・ポール(カタリスト・コレクティブ所属)、ハープ奏者アリーナ・ジェジンスカラ、ラッパーのマック・ホミー、そしてケイトラナダとの共作で知られるローレン・フェイスがヴォーカルとして参加。
これはマインド革命であり、精神的な反抗だ。新しい高みに到達するためには、物質的な世界から自分自身を切り離し、実体のないものに力を見出すことが必要なんだ。それがアートとか音楽っていうものなんだ。原始的な感情であろうと、何か深いものであろうと、それをただ感じるんだよ。そして、俺の作品全体には潜在的に共通した要素がある。もし絵を描いているなら、それは絵を描いている時に感じることだ。作品を見ている人も、音楽を聴いている人も、それを感じることができる、なぜならそれは嘘偽りのないものだから。 - Kamaal Williams (Henry Wu)
01: Street Dreams (feat. Miguel Atwood-Ferguson)
02: One More Time
03: 1989 (feat. Miguel Atwood-Ferguson)
04: Toulouse (feat. Miguel Atwood-Ferguson)
05: Pigalle
06: Big Rick
07: Save Me
08: Mr Wu
09: Hold On (feat. Lauren Faith)
10: Early Prayer
(2020年7月24日発売)