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今日もテクノを聴くんだぜ。
その歴史を体系的にとらえた厳選ディスクガイドのロングセラー。テクノ・ディスク・カタログの決定版が加筆・修正を施し、増ページにて復活!
表紙イラストは今回もアブカディム・ハックの描き下ろし。
*TECHNO definitive 1963-2013のコメント*
シュトックハウゼンからクラフトワークへ、クラフトワークからデトロイト・テクノへ、デトロイト・テクノからジャングル/ダブステップへ。アンビエント/ノイズ/インダストリアルからニューエイジへ。ムーグ・シンセサイザーからラップトップ・ミュージックへ......
さまざまなジャンル名を横断しながら、この半世紀にわたって発展したエレクトロニック・ミュージックを追うスリリングなディスクガイド本!各年代ごとに最重要アルバムと最重要シングルを選んでいくスタイルなので、歴史を読み取りながらその発展を理解するには最適!アート・ワークの変遷も、カラーなのでとても楽しく追っていくことができるのではないだろうか。
毎日午前0:00くらいからバトルをはじめ、掲載作品の吟味を繰り返したという両氏。
「載せられなかったボツ原稿も多いんだよねー」と、載らなかったさらに多くの作品を水面下にたっぷりと抱えた、熟議の末のベスト・チョイスであることをうかがわせる。
「人から『テクノをわかりやすく説明してください』とたまに言われるんです。そういう時はかなり端折って『電子楽器で作った音楽』と答えているんですが、そうとも言えるかもしれないし、そうとは言えないかもしれない。(中略)長いあいだ使われてきたジャンル名にしてはあまりにも曖昧なんです。」というのは冒頭の対談からの引用だ。複雑に領域を拡大する電子音楽の起源や射程をどのようにとるか、このディスク・ガイドの前提となる対話が展開されている。
応えて三田氏は、エレクトロニック・ダンス・ミュージックという「場」を異質なもの同士が共有したという歴史性にテクノの輪郭を捉え、「僕の場合はあくまでも軸足は90年代のレイヴ・カルチャーに置いておいて、そこから遡行できるものと発展したものとして認識できるものだけを対象にしたつもり。核になる時代がはっきりとあって、いかにも通時的なカタログのようにつくっているけれど、年代が持っている意味はまるで違う。」と述べる。
二者の視点を反射しながら「テクノとは何か」ということから考え直す、重要作にして必携、保存版!
このつづきはぜひお手にとって読んでください!
■全288ページ
■サイズ
縦:21cm×横:14,7cm×厚さ:1,8cm
■2021年3月3日発行
型番 |
ELEKING-techno-02 |
販売価格 |
2,860円(税込)
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