Fabiano do Nascimento(ファビアーノ・ド・ナシメント)とDaniel Santiago(ダニエル・サンチアゴ)。ブラジル音楽を起点に南米の伝統音楽、ジャズ、クラシック、アンビエントにアプローチし独創的な音楽を探求する、現代ブラジルを代表するふたりのギタリスト/コンポーザー/プロデューサーによる、夢幻の音世界。カルロス・アギーレやキケ・シネシを始め、美しく余情あふれる音像風景を描く音楽を紹介するレーベル『bar buenos aires』よりリリース。
直近ではサム・ゲンデルとの共作/共演が大きな話題となった、ブラジル出身で現在はLAで活動するギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメント。コンテンポラリー・ジャズ界においてブラジル屈指のギタリストと称され、カート・ローゼンウィンケルのレーベル、ハートコアからのリリースなどで知られるダニエル・サンチアゴ。ブラジル音楽のルーツを内在化しながらも、国境やジャンルを越えた実験精神に溢れた創作活動を続ける両者の共作アルバムが登場。
長年の友人でありコラボレイターでもある両者による本作は、ダニエルの故郷ブラジリアで録音されました。2023年のファビアーノ作品『Das Nuvens』におけるコラボレーションとは異なり、両者のギタリストとしての豊かなテクニックとバックグラウンドに裏打ちされた、多彩な演奏表現や音色がマジカルに響き合う作品となりました。
メロディアスなハーモニクスや変拍子を自在に操るファビアーノのギターと、リリカルなアルペジオや高度なハーモニーを聴かせるダニエルのギターが有機的に絡み合う中、ゲストのジェニフェル・ソウザのボーカルは夢幻のごとく浮遊し、一筋の光のように差し込む岡村さくらの笙の音色。その音楽は、随所に繊細な空間処理やエフェクトがほどこされ、静寂を宿した瞑想〜アンビエント的でありながら微熱を帯びた土着性も内包した、聴くものの感性の深くまで届く刺激に満たされています。
※CDのみ、アルバム・タイトル曲「Olhos D’agua」のロング・ヴァージョンを独占収録。
01: Lágrimas de Chuva (Daniel Santiago)
02: Floresta dos Sonhos (Daniel Santiago)
03: Olhos D’água (Fabiano do Nascimento)
04: Chama (Fabiano do Nascimento)
05: Do Interior (Daniel Santiago)
06: Nene (Fabiano do Nascimento)
07: Pétalas de Haru (Fabiano do Nascimento)
08: Flor de Neve (Fabiano do Nascimento)
09: Reimei (Jennifer Souza)
10: Vento e Vozes (Fabiano do Nascimento, Daniel Santiago, Sakura Okamura)
11: Já Passou (Daniel Santiago)
12: Olhos D’água – Special Version (Fabiano do Nascimento) *CDのみ収録
(2024年8月30日発売)