鋭い実験的なサウンドと挑戦的なリリックで知られる電子音楽プロデューサー/ヴォーカリスト、そしてパフォーマーのayaが、2021年に書籍とデジタルアルバムで発表した『im hole』がワンプレス限定のカラーヴァイナルでリリース！

本作は、初期の実験的なサウンド、DJセットやエディットで見せたユーモア、そしてライブでのアイデンティティを揺さぶるリリックを結集させた作品として、発表当時からPitchforkの「Best New Music」に選ばれ、DJ Mary Anne Hobbsの年間ベストアルバムにも選出されるなど、高い評価を得ている。

リズムやノイズ、サウンドの断片を使いながら、言語、方言、ジェンダー、セクシュアリティといったテーマを自由に変形させ、自伝的な物語を紡ぎ出すのと同時に、クィアアートが陥りがちな自己陶酔的なループを打破し、既成概念や固定観念を問い直す作品でもある。

タイトルの『im hole』は、自己実現とセクシュアリティの間の曖昧なバランスを表し、文化的に語られるトランス体験への挑発的な視点を含んでいる。サウンド面でも、既存の音や言葉を分解し、予想外の形で再構築。絶望の中にも鋭いユーモアが光るストーリーテリングが特徴で、ダブステップが細やかなメロディや繊細な音のテクスチャと融合するような多層的で挑戦的なサウンドがリスナーを引き込む。



A1: Somewhere Between The 8th And 9th Floor
A2: What If I Should Fall Asleep And Slipp Under
A3: Once Wen't West
A4: Dis Yacky
A5: OoB Prosthesis
A6: The Only Solution I Have Found Is To Simply Jump Higher
B1: Still I Taste The Air
B2: Emley Lights Us Moor
B3: Tailwind
B4: If [Redacted] Thinks He's Having This As A Remix He Can Frankly Do One
B5: Backsliding

（2025年2月14日発売）